97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/09(木) 19:04:44 .06 ID:n6k52qQT0
先日、新入社員の面接をやってたら、非常に心なごむことが起きた。
その日は集団面接で、俺の眼前には、ガチガチに緊張した学生が五名。
こちらには、俺と、人事部長、人間を何人か消してそうな(むしろ消した。)怖い顔の重役二人。
そんな面子で面接開始。とりあえず、一番下っ端の俺が、端っこの青年に、
「では、まず自己紹介をお願いします。」と促した所で、鳴り響く着メロ。
そのメロディが…

「あっれーは誰だ♪誰だ♪(デビール)あっれはー(ブツッ。)」

鳴らしたのは、今、促した学生。顔が耳まで真っ赤。だいーぶ気まずい空気。
そんな中、重役が口を開いた。「…で。誰なのかね?」
学生、凄く恥ずかしそうに、「デビルマンです…」

;`;:゛;`(;゚;ж;゚; )  ;`;:゛;`(;゚;ж;゚; )  ;`;:゛;`(;゚;ж;゚; )  受験生、二名と人事部長死亡。
聞きたいのはそれじゃねえよ!!

その後、どうにか淡々と面接は滞りなく進み…最後の質問。重役から、全員への質問で。
「では…最後に、簡単な問いを出します。一人、答えられれば宜しいです。では、問題。 デビルイヤーは?」
「地獄耳!」
即座に答えるデビルマン君。 ;`;:゛;`(;゚;ж;゚; ) ;`;:゛;`(;゚;ж;゚; ) 学生二名が更に死亡。

その後の会議で、デビルマン君は無事、重役のプッシュを受け、その面接を潜り抜けた。
重役からの理由としては、「最初の大失敗の後、彼は凄く混乱した中からシッカリと立て直した。
立派な学生じゃないか。」との事。

だが、俺だけは知っている。重役、独りで居るときに、ぽつりと
「だーれも知らない知られちゃいけーないー。」とか歌ってたのを。
あんた。ただのデビルマン好きなだけだろ。と、疲れながらも心なごんだ。
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