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377: 名無しさん@おーぷん 21/07/18(日)22:19:18 ID:h5.bv.L1
祖母は私が子供の頃に脳溢血で倒れて半身麻痺になってずっと入院したままだった。
元々気難しい婆ちゃんだっただけに、身体も思うように動かないと余計に気性が激しくなっていた。
お見舞いに行く日は祖母の大好きなかぼちゃプリンを必ず差し入れた。
かぼちゃプリンを食べてる間だけは優しい婆ちゃんに戻るんだ。

ある日いつもかぼちゃプリンを買う店でかぼちゃプリンが売り切れだったから
代わりに普通の焼きプリンを買っていった。
婆ちゃんは当然「これじゃない!」とお怒りモード。
ひとしきり色々な文句を言った後「あんたが食べな!」と焼きプリンを私に渡してきた。
私はかぼちゃプリンより焼きプリンが好きだったから
おばあちゃんホントに食べないの?と確認してから平らげた。
その間婆ちゃんは文句を言うことも無く、いつもかぼちゃプリンを食べてる間みたいな優しい婆ちゃんだった。
私が食べ終わったらまた文句いっぱいモードに戻ったけど
その日は帰り際「こんなだから小遣いもやれない婆ちゃんでごめんね」なんて泣いていた。
そんなのどうでもいいから!と言ったけど後に続く言葉を子供故に見つけられなかった。
この先元気になったり歩いたりできないことだけは解ってたから。
そしてそれから数年後、入院したまま婆ちゃんは看取られた。
私が子供を産んだ直後だった。子供に持病があってそちらの入院が長引いて婆ちゃんに曾孫の顔を見せることは叶わなかった。
あと3ヶ月あれば会わせることもできたのに。って虚しさがたまらなかった。


今日久しぶりにかぼちゃプリンを見つけた。
亡くなったのはもう15年も前の事なんだけど
この甘すぎる舌に残る感じ。色々思い出すね。

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